コンプライアンス委員会は、取締役会メンバー、各部長及びSBI新生銀行からの外部メンバーによって構成され、当社のコンプライアンス態勢をチェックするとともに、コンプライアンス関連事項を協議する役割を担っています。
経営委員会は当社の常勤取締役で構成され、社長が業務執行に関する決定を行うための機関と位置付けられています。
監査部は社長に直接の報告ラインを持ち、有効な内部統制システムを確立する等の社長の業務管理責任の遂行を補佐するとともに、独立した客観的立場からの評価を行い、経営の為のソリューションを提供しています。監査部は作成した内部監査計画の深度・頻度によって内部監査者の派遣をSBI新生銀行監査部へ要請することができます。
案件審査委員会は、社長、審査部担当役員、議長(審査部長)及び案件スポンサーにより構成される、新規案件の受託及び受託に付随する事項への対応について、協議し決裁するための社長の諮問機関です。
当社の管理するリスクを(1)市場リスク、(2)信用リスク、(3)流動性リスク、(4)オペレーショナル・リスク、(5)レピュテーショナル・リスクと分類し、中でも、当社の資産の流動化に特化したビジネスモデルから、オペレーショナル・リスクを管理すべき最大のリスクと認識しています。当社のリスク状況を網羅的、一元的に管理すると共に、「リスクの把握、報告、対応策策定」という一連の管理プロセスを適切かつ効果的に実現するため、リスク管理委員会を設置しております。リスク管理上、特に重要な事項はリスク管理担当役員から取締役会へと報告する態勢をとっております。
リスクの分類 | リスクの定義 |
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事務リスク | 役職員が正確な事務を怠る、又は事故・不正等を起こすことにより損失を被るリスク |
コンプライアンスリスク | 法令諸規制及び社会的規範の違反に起因する、刑罰、行政処分、損害賠償、契約の無効等による損害や訴訟費用等が発生するリスク |
労務関連リスク | 労務関係並びに安全及び衛生面に起因するトラブルにより損失を被るリスク |
システムリスク | コンピュータシステムのダウン、誤作動等のシステムの不備及びコンピュータが不正使用されることにより損失を被るリスク |
有形物リスク | 有形物のデリバリー及び保管上のトラブル、又は店舗、施設等の物的資産の損傷により損失を被るリスク |
広域災害リスク | 社会インフラの途絶、広域自然災害等により業務中断が発生し損失を被るリスク |
反社会的勢力リスク | 反社会的勢力との対峙により損失を被るリスク |
事務リスクに関して、当社は恒常的に事務事故を減少させるために活動を続けています。